PMDD(月経前不快気分障害)という言葉を聞いたことがありますか?
生理前になるとイライラしたり極度の情緒不安定になって周りの人たちとトラブルになってしまったり、酷いときは死にたい…なんてことも…
もしかしたらそんなあなたはPMDD(月経前不快気分障害)かもしれません。
その症状について詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
1、PMDDってなに?
PMS(月経前症候群)は一度は聞いたことがある人が多いと思いますが、PMDD(月経前不快気分障害)という言葉を聞いたことがありますか?PMDDとは、月経前不快気分障害のことを言います。
分かりやすく言うとうつ病の症状に似ていてうつ病などと同じ分類になります。身体的な症状はPMS(月経前症候群)と似ていますが、精神面で情緒不安定になったり日常生活に影響が出てきてしまうくらい精神面で障害が起きてきてしまいます。
PMDD(月経前不快気分障害)は、精神症状が主になります。
2、いつ起こるの?
生理の始まる7~10日前くらいに情緒不安定になったり精神的な症状が強くなってきます。
日常生活に影響が出てきてしまうくらい精神面で障害が起きます。
生理前に起こり、生理が始まると症状が軽減していき生理が終わる頃には症状がなくなっていきます。
生理周期に合わせてでてきてしまう精神症状は、PMDDになります。
3、どんな症状が表れるの?
PMDD(月経前不快気分障害)はどんな症状が表れるのでしょうか?
あなたも当てはまるかチェックしてみましょう。
【PMDD(月経前不快気分障害)精神面症状】
・些細な事でイライラする
・怒りっぽい
・暴力を振るってしまう
・怒りのコントロールが出来ない
・気分の波が激しい
・気分が落ち込み悲しくなり情緒不安定になる
・絶望感がある
・極度の不安に襲われる
・「死んでしまいたい」と思うことがある
イライラや怒りのコントロールが出来なくて会社やプライベートでも揉めてしまい日常生活に支障がでてしまう人も多くいます。
症状がかなり重いと自殺願望が強くなってしまう人もいるので早めに対処することが大切です。
【PMDD(月経前不快気分障害)身体面症状】
・疲れやすい
・お腹の痛み(下腹部痛)がある
・胸の張りや痛みがある
・めまいや貧血がおこる
・むくみ
・眠気が増す
・睡眠障害
・ニキビや肌荒れ、肌トラブルがおこる
身体面の症状はPMS(月経前症候群)と似ています。
4、PMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)の違いってなに?
PMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)の症状は似ていますが、分かりやすく違いを説明するとこのようになります。
PMDD(月経前不快気分障害) → 精神的症状が主
PMS(月経前症候群) → 身体的症状が主
PMS(月経前症候群)でも精神症状はありますが軽度でPMDD(月経前不快気分障害)は、日常生活に支障がでてしまう程の重度な精神症状が起こってしまうことが大きな違いになります。
5、PMDD(月経前不快気分障害)の原因は?
PMDD(月経前不快気分障害)の明確な原因は分かっていませんが、ストレスによる原因ではないかと言われています。
ストレス社会なので月経のある女性はPMDD(月経前不快気分障害)に誰でもなる可能性がある身近なものになります。
6、 PMDD(月経前不快気分障害)の対処法
わたしってもしかしたらPMDD(月経前不快気分障害)かも…
どうしたらいいのだろう?と思いますよね。
そんなあなたに対処法をご紹介します。
自己判断や自己対処をせず、まずはクリニックに受診しましょう。
(1) PMDD(月経前不快気分障害)はなに科を受診したらいいの?
・婦人科
・心療内科
・精神科
この3つの科で診断してもらえますので、まずは婦人科に受診することがおすすめです。
自分ではPMS(月経前症候群)なのかPMDD(月経前不快気分障害)なのか他の病気や原因があるのか判断できないと思うので婦人科へ行き相談してみてください。
婦人科に行き PMDD(月経前不快気分障害)と診断された後の治療は、心療内科か精神科になります。
まずは婦人科に早めに受診しに行きましょう。
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